1997年リリースのジャーメイン・デュプリ、ベイビーフェイス、テディー・ライリーという豪華プロデューサーを迎えて作られたセカンド・アルバム『My Way』は“You Make Me Wanna…”、“Nice & Slow”(アッシャー初の全米No.1シングル)、“My Way”というメガヒット・シングルを産み世界中で大ブレイク。全米だけで700万枚を越すセールスで完全にスーパースターの地位を確立する。一部のメディアからは"New King Of Pop"などと称された。
Youtube.com : David Guetta - Without You ft. Usher
2001年夏、待望のサード・スタジオ・アルバム『8701』がリリースされた。このアルバムからは「U Remind Me」、そして「U Got It Bad」という2曲のNo.1ソングを生み、続く「U Don’t Have To Call」もTop3入りするヒットを記録、アルバムは1年以上に渡るロング・セラーとなり全米で600万枚のセールスを記録した。このアルバムで彼は2つのグラミー賞、3つのソウル・トレイン・アワード、3つのビルボード・アワード、BETアワードなど各賞を総なめにした。
2004年、リル・ジョンがプロデュースした先行シングル「Yeah!(フィーチャリング リル・ジョン and リュダクリス)」は全米12週連続1位を記録しメガヒットとなる。このヒット曲も収録されている4枚目のオリジナルアルバム『Confessions』をリリース。このアルバムは全米で800万枚、日本だけでも50万枚の特大ヒットとなった。
2005年2月に行われた第47回グラミー賞では9部門にノミネートされ、3部門受賞する。
2008年5月には4年振りとなる新作アルバム『Here I Stand』を発表。発売後1か月足らずで100万枚のヒットとなっている。
代表曲「You Make Me Wanna…」、「Nice & Slow」、「My Way」、「U Remind Me」、「U Got It Bad」、「U Don’t Have To Call」、「Yeah!」。
Youtube.com : Usher - DJ Got Us Fallin' In Love ft. Pitbull
1. アッシャー - Usher (1994年)
2. マイ・ウェイ - My Way (1997年)
3. ライヴ - Live (1999年3月)
4. 8701 - 8701 (2001年8月)
5. コンフェッションズ - Confessions (2004年)
6. ヒア・アイ・スタンド - Here I Stand (2008年)
7. レイモンドバーサスレイモンド- Raymond v Raymond(2010年)
完全無欠のMr.エンターテイメント、アッシャーのニュー・アルバム!!
歌とダンスで魅せるポップ・エンターテイメントの“世界基準”――全米No.1アルバム『ヒア・アイ・スタンド』に続くキャリア6作目が早くも登場!昨年は『ヒア~』からのシングル「ラヴ・イン・ディス・クラブ」が大ヒット、日本でも主要モバイル・サイトの年間ランキング上位に軒並みランクイン。常に進化するポップ・シーン屈指のトレンドセッターらしい革新的サウンドでヒット・チャートを牽引した。リリース直後の昨年6月にはプロモ来日を果たし、歌のみならずファッション、ダンスにおけるカルチャー・アイコンとしての多大な影響力もアピール、EXILEなど大物邦楽アーティストとのコラボ露出も実現した。またキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンが極めた“ポップ・エンターテイメント”のバトンを受け取り、高め、さらに次世代へと受け継ぐ役割を担う最重要アーティストのひとりとして、7月に行われた追悼式では「Gone Too Soon」を涙ながら熱唱、祈りを捧げるシーンも。より挑戦的に、セクシーに、完全無欠のMr.エンターテイメント=アッシャーの新たな一章がはじまる。
Japanese pressing of the 2008 album from the R&B superstar features on bonus track: 'Will Work For Love'. Here I Stand is Usher's follow-up to his history-making, nine-times platinum-selling Confessions. The album tells the story of growth: triumphant, reflective, somewhat defiant and it marks a new period in Usher's life and creative expression. Here I Stand finds Usher working with some of the best producers and writers around including Polow Da Don, Jermaine Dupre, Dre & Vidal and Dream & Tricky Stewart. Features the first single 'Love In The Club'. Laface.
1997年の『My Way』に続く『8701』で、アッシャーは当代のR&Bのトップに君臨した。マイケル・ジャクソンを別とすれば、同時代に登場していい勝負をしていたのはワッコだろう。アッシャーはラップ・シンガーであり、ダンサーだ。ジャケットのデザインが凝っていることもこの『8701』の特徴だが、収録曲すべてに躍動感があって素晴らしい。個人的には、ストリートの雰囲気の『Pop Ya Collar』、ノスタルジーなグルーブ感がある『U-Turn』から、アッシャーが大げさではなく心から「I can take you from your man」と歌い上げる『If U Want To』などお勧めだ。共作者やプロデューサーにShe'kspere、The Neptunes、Jermaine Dupriといった豪華なメンバーを迎え、ヒップホップとは別の確固たる音楽が確立した。スローなジャムにエッジのきいたビート、甘いメロディーが重なって、アッシャーは勝利を得たのだ。Lucy O'Brien